低学年の指導について2
前回、低学年の指導について、先取りするよりも
①日々の学習習慣を身につけること
②正しい勉強方法を身につけること
の2点を大事にしていると記しました。
当塾の場合、中学受験を志望する生徒であっても
小1~3年では、前々回に記したような内容、
小4では、小学校で習う計算の習得、4~5年(6年)の算数の基礎、他は小3までと同じような内容
ということで、理科や社会は小4の2月までおこないません。
それほど、①と②を重視しているということです。
これまで、中学受験を目指して他塾に通うも成績が伸びず、小6になってから当塾に移ってくるという生徒が何人もいました。
そういう生徒を見てまず驚かされるのは、ノートの使い方や問題の解き方。
そりゃもう、ひどいものです。
罫線に沿うことなく式もひっ算もグチャグチャ、字も雑。中には2桁同士の掛け算も暗算でしたりする子もいます。
「今までの塾で何を教わったのか??」と不思議に思います。
一応、志望校合格という結果は出せましたが、「遅くても小4までにこちらに通ってくれれば、こんなバタバタせずに済んだのに」と思うことが多いです。
他塾に通うも成績が伸びない原因は、
⑴
「期限までに塾の宿題をすればいい」という考えで、まとめて1日で仕上げたりして、日々の学習習慣が身についていない。または「とにかく塾に通えば学力が伸びる」と思っている
⑵
例えば問題を間違えても直しをしないとか、間違えた問題のジャンルによって直しの仕方も違うのに、赤ペンや赤鉛筆で正しい答えを書くことが直しだと思っている
からです。
そのような状態になるのは恐らく
「周りの人が通っている塾に行けばいい」
とか
「合格者数の多い大手他塾に通えば安心」
さらには
「習い事をしているから、小さい頃から塾通いすれば、先取りもできるし、入試本番にも間に合うだろう」
という、保護者の間違った考えによるものでしょう。
日々の学習習慣や正しい勉強方法も身につけることなく勉強して、伸びるわけがありません。
このようなことから、当塾では低学年の指導においては
①日々の学習習慣を身につけること
②正しい勉強方法を身につけること
の2点を大事にしているということです。
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