低学年の指導について1
前回、小学校低学年の指導の詳細を記しました。
そんなに先取りをしているわけではありませんし、勉強時間もそれほど長くないと思っています。
大事にしているのは2点、
①日々の学習習慣を身につけること
②正しい勉強方法を身につけること
です。
①は上に記した通り、②は、例えば「足し算・引き算・かけ算は、下の位から計算する」「繰り上がりは小さい数字を書かず、指を使う」を徹底しています。
また、どんどん先取りするよりも、支障のない程度の国語力が身につくことを念頭に置いています。そのため、音読プリントや子ども新聞・日記で「詠み・書き」ができるようにしています。
先取りはあまり考えていませんでしたが、計算はできる範囲で先取りした形になっています。小2のテキストが2回終了し、小3のテキストに入るまでに、4桁の足し算・引き算(ひっ算の練習をしてから、ひっ算なしで計算する練習も)、3~4桁×1桁の掛け算(こちらもひっ算なしで計算する練習まで)を徹底して行いました。いずれも、解き方自体に1~2桁も3~4桁も変わらないという判断のもとで行いました。
週1回、1時間程度の授業でも、これだけ進められます。
この生徒が特別賢いからということではありません。日々の学習習慣さえつけば、どんな子でもこれくらいはできるようになると思います。
これらのことはご家庭でもできると思います。実際、この生徒の保護者にも、最初は「ご家庭でできると思いますよ」と言って指導をお断りしたくらいです(お金がもったいないと思ったので)。
参考にしていただき、「やっぱり家庭では無理」とおっしゃるなら、いくらでも指導します。
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