ある記事について⑥(ラスト)
これで終わりです。
これまで中学受験推進派の立場で、ある記事について書きました。
2点、補足しておきます。
1つ目。勉強内容の点から考えても、中学受験を勧めます。
中学受験なら算国理社の4教科の勉強が必要です。最近では社会を除く3教科受験や算国だけの2教科受験ができる学校も増えてきました。
それに比べて高校受験は5教科、しかも小学校ではほとんどしていないのと同じ英語が加わります(英数国の3教科受験もできますが)。
京都の公立高校であれば、中学3年間の通知表の結果も(場合によっては大きく)影響します。
どう見ても、中学受験の方が負担は小さいでしょう。
さらに中学受験で中高一貫校に合格すれば、次の大学受験まで6年あります。自我が芽生え、反抗期を迎えたりして勉強が滞ったとしても、立て直すことは可能でしょう。
それに対して高校受験だと、自我が芽生え、反抗期を迎える時期に勉強し、プレッシャーも大きいのではないでしょうか。そしてそれだけのことをした3年後には、大学受験が控えています。
2つ目。他塾ではどうかわかりませんが、少なくとも私は、受験だからと言って勉強ばかりすればなんとかなるとは思っていません。
むしろ受験、特に中学受験は「本来しなくてもいい余分なこと」と思っているので(勉強がイヤなら別に中卒で働けばいい。そう考えれば高校受験も余分なことですが)、人として当たり前のことができるようになって取り組むべきものだと思います。
実際、挨拶もできない・悪いことをしても謝ることすらできない生徒は、いくら勉強しても志望校に受かりづらいです。これは中学受験だけでなく高校受験や大学受験でも言えることです。
今の世の中、家族ができたとしても個々の幸せを求めるからか、親も自分の幸せを求めがちの様な気がします。それもあってか、親の負担が少ないとされる高校受験を我が子に選ばせているのではないでしょうか。そして我が子の将来について、目先のことは考えても、ずっと先まで描いていないのではないでしょうか。
たしかに中学受験をすれば、送迎や場合によっては弁当作りなど、親の負担は大きくなると思います。しかしその苦労はきっと子供の将来という形で実を結ぶでしょうし、子供も成長するに従い、、中学受験時に親が自分にしてくれたことに対して感謝の気持ちを持つでしょう。
以上、6回に渡り好き勝手書かせていただきました。参考になればいいのですが。
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